年棒と高額経費のバランスが悪いスキー

スキー

スキーはスポーツ産業の中ではあまり多く稼ぐことはできない割に、高額経費でお金がなかなか手元に残らない競技として有名です。年棒というよりは、大会の賞金がメインとなりますが、そこで得られる賞金はあまり高額と呼べる額ではありません。また、スキーは強豪選手が特定の国で固まっていることが多く、そこに割って入ることはとても大変です。

また、多くの選手は練習拠点を海外に置いてあること、そして合宿を行う際には様々なところに行くため、その費用もかなりかかります。そのため、大会の賞金だけではどうにもならず、実業団に所属したり、スポンサー契約を結んだりして転戦することになり、ポケットマネーで転戦するにはあまりにお金がかかりすぎて無謀です。

スキーに限らず、スノーボードなども同じように費用がかかるスポーツですが、エンターテイメント性に特化した大会などで優勝すれば一気に大金を手にすることができるため、メダルなどを獲りに行くより、そこで活躍する方を選ぶ人も少なくありません。
その場合、アメリカなどに移住してそこを練習拠点にして活動することになります。スポーツ産業としては珍しい構図になっていますが、年収を増やすという点ではいくつも道のあるスポーツと言えます。